商品説明
商品名が表すように非常に細いハーレー純正のショーワ製35Φ用アウターチューブのSetになります。
その特徴的な細さは材質や構造を1から設計する事により実現しました。
このアウターチューブのモデルは現在でも人気の純正33.4mmフォークです。
33.4mmのインナーチューブを持つナローフロントフォークは1954年のXLから採用され、1972年まで使われました。このフロントフォークはインナーチューブもアウターチューブも非常に細く、独特の見た目は現在でも高い人気があります。
しかし、ロングのインナーチューブはすでに販売停止になっており、いざフロントを伸ばそうと思うと中古で探すしか方法がありません。また、構造もハーレー初期(1949年の41mmから数えて2代目)のテレスコピックフォークということもあり、シール部分の構造や何よりもホイールをホールドする部分が華奢であり、現在の交通事情を考えると不安な部分がありました。
部品、強度、リプレイスパーツなどを考えると33.4mmをそのまま使用するのは厳しい。
では似たような細さで35mm用をつくったら?
こんな経緯でこのアウターチューブは登場しました。
特徴
このアウターチューブが取付可能な車両は1976年から1983年のビッグツインに採用された初期SHOWA(ショーワ)製インナーチューブ。
現在このショーワ製フォークがついているようであれば、極端な話今ついているアウターチューブを抜いて交換するのみです。
このように純正と高い互換性があるため交換にあたって特別な部品は必要ありません。
また、内部に後期型スライダーを採用。インナーチューブ下部にはスライダーが有りませんが、内径を特殊な長尺研磨を行って、イナーチューブとほぼ同寸に仕上げており動きやホールドに問題はありません。
この特殊な内径研磨によってこのアウターチューブは細さと性能の両立をしたと言っても過言ではないでしょう。
そこに専用のオイルシールとダストシールを内蔵していますので、適正量のフォークオイルを入れる事ができます。このような構造なので、フォークとしての性能は純正と同等と考えてもらってもいいかと思います。
アクスルシャフトの外径は5/8″となっており、取り付けブレーキはハンバーガードラムやKモデルなどに使われていた片ハブドラム用のブレーキマウントがついています。
他のブレーキについては想定していません。ホイールについては幅とアクスルシャフト径があっていればカーラー制作のみで取り付け可能かと思います。
仕様
- 取り付け可能車両
- 1975年から1983年のショーワ製フォーク
- 種類
- ドラムブレーキ用メッキ済み完成品とメッキなし、ステーなしのブランク仕様
- キット内容
- アウターチューブ左右
ダストシール×2
オイルシール×2
専用アクスルシャフト
アクスルシャフトホルダ×2
シール固定用リング×2 - 長さ等サイズ
- 長さはアクスルマウント部から上部まで約50cmの予定。現在(20211/11/20)調整中。他、サイズなどは量産試作品が出来上がり次第加筆予定。