2009年スポーツスターにサンダーマックスを付ける!

え?お前らポイント調整以外もできるの?

と思うかもしれないが、一応できる。ってこで今回は2009年スポーツスターにサンダーマックスを取り付けて見よう。

サンダーマックスとつけるに当ってオーナーからの要望は至極単純。

曰く、アイドリングがもうちょい落ち着いて熱くなるなること。用務員の別サイトでサンダーマックスについては散々御高説述べてきたので、どんな機械なのか、どんな事をするのかはそっちを参照されたし。

で、これにつけていくぜ!

スポーツスターの外観

…派手だなおい。作業開始ー

取り付けるその前に

古いバイクを普段触るおじさん達から見ると2009年なんて超最新式であるが、よくよく考えればもう10年以上前のバイクである。走行距離や使用環境を考えるとインジェクション周りも不備があってもおかしくない。

てことで、その辺りをちょっとだけチェック。

インジェクションボディーの中身

やっぱりそれなりに汚れているが、思ったよりきれい。軽く拭いた後に割と問題児であるIAC(アイドル・エア・コントロールの略)を外してチェック。ここも汚れるし下手するとかなり減っててろくなことになっていないことがままある。

IACの先端

思ったよりきれいだが、やっぱり当って摩耗している。でもそれほどじゃないのでこのまま使っていくよ。

ちなみにあまりにも摩耗がひどかったり、たまーに動きがすっごく悪くなっているなんてこともあるんで、調子が悪い車両は一度チェックしてもいいと思う。

色々チェックしていたら昔良くあった部品がついているのを発見!

O2センサーにつける可変抵抗

青い部分に白いダイヤルがついている部品がみえるだろうか?

これは、ノーマルのO2センサーにつける可変抵抗で、これで純正のO2センサーが読んだ値を抵抗をかける事で早い話が実際の値より燃調が薄いと勘違いさせガソリンをドバドバ出すためのものだ。

ただ、ノーマルのO2センサーは通称ナローバンドO2センサーと言われ、実際の読み取り値の幅は非常に狭く、これをつけることでどこまで補正がかかるか非常に疑問である。

ともあれサンダーマックスをつける場合は付属(ってか必須部品)のワイドバンドO2センサーをつけるので、こいつとノーマルのセンサーはお役御免である。

ともかくこの辺を外してサンダーマックスの部品をくっつくていくよ。

そしてサンダーマックスのセッティング

なんだけど、あれやこれやといろいろやるんだがここでは具体的なことは書かない❤
何やってるのか気になる人はお店に来てね❤

てことで、まるで用務員の一杯目の生ビールが減る並のスピードで取り付けと基本セットアップは完了!
で、実際につけるとどう変わるの?

てことで、今回は生意気に動画なんかを準備してみた。

使用前と使用後の動画なんかを載せてみる

最初の動画はマフラーとかは変わっているが、ECMがノーマルのやつである。

これ。

これがノーマルの状態。

とりあえず暖気運転が完了して、普通のアイドリングになってるところだ。実際の回転数は恐らく950rpmから1000rpmといったところか。これだけ高いとのっている人間にとっては割とうざい。

また、発進時に使うアクセル開度1/8程度にしたときにノロノロと回転が上昇せず、ばばばばばーって感じになるのがわかっていだだけるだろうか?
更に空ぶかしごときでアフターファイヤーが小さくではあるが、ポンポン行っている。ちなみにこの状態でちょっと回していると、エキゾーストは真っ赤に焼けて来る。

こんな状態だと普段ショベルとかやってるおじさん達はんんんんんんーーー???となってすぐにエンジンを切る。ノーマルでマフラーやエアクリを交換するとそれだけちとやばいかな?状態である。

で、続いてはサンダーマックスを取り付け、マップをちょいといじってこれまたちょいと乗った後。

本格的にセッティングをする前の基礎状態で同様の条件でエンジンをかけてみた。

こんな感じになる。
アイドリングはだいたいであるが800rpm前後、なんか所謂三拍子っぽいが、別に狙ったわけではなくオーナーの要望(アイドリングをうるさくない程度に下げる)にあわせ且つ安定感を求めるとなんとなくこんな風になってしまった。

ノーマルと同様に1/8程度アクセルを開けてエンジンの回転数を上げた時の音や、アフターが全く出ていないのがこの動画でわかって…もらえんかな。

ともかくちょっとセットアップすればこんな風にアイドリング程度でも激変する。

もちろん乗ればもっと変わっているんだけど、その辺はへっぽこ動画でお伝えするのはむりかなー

ともかく、ポイント調整とキャブのジェット変更以外もできるってことで!

終わり!


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