バンスのFP3をスポーツスターにつけてみた

普段はキャブやポイントばっかりいじっているイメージのケンチョッパーであるが、用務員はインジェクションをいじるのも大好きである。

ただし基本はサンダーマックスばっかりではあるが。

今回はサンダーマックスでインジェクション触れるならFP3でもいいだろ!

という事で、Vance&hainesのFuelpak FP3を2009年のスポーツスター1200に取り付けてセッティングする事になった。

FP3のパッケージ

これね。
って事で早速何をやったか書いていこう。

全然簡単じゃないFP3

まず結論から書く。
FP3できっちり結果を出すのはサンダーマックスよりめんどくさい

である。巷ではスマホでできるってのが先行してどーも簡単ってイメージが有るようであるが、全然そんなことはない。
もちろん取付は簡単である。簡単どころかデータリンクコネクターにぶっ刺すだけだから簡単どころの話ではない。

ただねー、セッティングが面倒くさい。メーカーから降りてくるマップはお世辞にもいい出来ではなく、むしろノーマルに近い。初め見たときは目が点になったぐらいで、あのままであればノーマルでいいぐらいだ。

FP3のメーカー謹製マップ

これは点火時期のマップなんだけど、すげーざっくりしている。超安全パイな上に常用回転域ではポイントのほうがましなんじゃ…まである。コレをねースマホでちまちま直していくんですよ。普段はPCでガバガバ直すんで、ソコソコのラインはあっという間にできるんだけど、スマホで1セルごとセルの数値を変えていくという穴ほって埋めるを繰り返すような作業が必要になる。

んで、なぜか前後バンクが2マップに別れてるんで点火時期だけでも2つのマップwスマホでちまちま直さなきゃならん。当然空燃比も「???」なもんでコレも直す。

大変ですわコレ。

んで、この頃の年式のやつは恐らく純正ECMの性能かなんだかわからんが、後期のものに比べると相当な機能制限がある。

これのおかげで所謂三拍子を狙うのは結構絶望的だったりもする。

そんなこんなで取り付けて電源をいれてみよう。

この日本語は癒やしである!

まずは多分買って最初に電源を入れるとファームウェアの更新があると思う。これはFP3の中にある基幹プログラムで、コレを元にFP3が動いているんだけど、昨日のアップグレードとかそんなので更新されていく事が多いで、こんな画面が出たら頑張って更新しよう。

FP3のファームウエアアップデート画面

コレが終わったらちまちまマップを選んでいれていく。
んで、マップを入れる際に出てくるこの警告

FP3のマップを入れる際の警告画面

こんなのがマップを書き込むたび出るけど、要約すると

モーターサイクルのECUプログラミングに変更を加えると、エンジンのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
Fuelpakのインストールとセットアップに関するすべての指示に従ってください。
注意して、安全に乗りましょう。
Fuelpakは排ガス対策された自動車での使用は合法ではありません。

ってことなんで気にせず作業?作業を進めよう。

で(笑)

更新画面1

とか

更新画面2

とかの実に愛くるしい日本語を堪能していると更新は終わる(電源切ったりいれたりはあるけど)。

で、

更新完了画面

この画面が出たら作業完了である。
勢いで真ん中の「Share」ボタンを押したくなるが、これ他のアプリケーションへ状況を渡すボタンで早い話がSNSでシェアしてね!ってことである。

って事で毎度恒例の使用前と使用後の音を載せて見よう。

まずは使用前、FP3を取り付ける前。

続いて取り付けてまぁソコソコ納得行くセッティングが出た後のアイドリング。

なにせアイドリング近辺の回転数の点火タイミングをいじることができないので初期ECMだとコレが限界である。

おまけで以前サンダーマックスをつけた大体同年式のスポーツスターの音を聞いてみよう。

違いがわかってもらえれば幸いである。

で、技術的なことやあんな事こんな事はここではちょっと書けないので、用務員が持っている別のブログで書き殴る予定です。あんまり期待しないでまて!

2021.08.11追記

早速別ブログにてもうちょっとしっかり書いてみた。なんか長くなってしまったけど暇な人は読んでみてください。

バンスのFP3の機能を探ろう

てことで終わり!

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