リンカート74Bをばらしてみる

リンカート本体

販売車両の60改パンヘッドだが、ここ最近結構引き合いがくる。
現状でもエンジンは普通にかかっていたんだが、始動性はいまいちでこりゃそのうちちゃんと整備しないとダメだなーなんて思っていた。

んで、いかにカスタムベースといえどいつでもエンジンぐらいかかるようにしなければって事で今回のリンカート分解となる。

サンダーマックスやってたと思ったら今度はリンカートかよ、節操ねーなー

などと思う方もいるかもしれないが、やってる当の本人達が一番そう思っているので安心してほしい。てことで早速ばらしていこう。

想像のはるか斜め上だった!リンカートの現状

一応エンジンは普通にかかるし、フケも空ぶかしながらそれほど悪くないってことで、ちょいと開けて掃除すれば大丈夫だろ?なんて思っていたが

 リンカートフロートボールの中

汚い…某mateの更に上をいってないかこれ?一体どこからこのサビが出てくるんだと思ったら

リンカートの裏側

何故か今回は写真が悪い(いや、いつももそんなにいい写真じゃなけどさ)が、真ん中のメインノズルが刺さる穴に大量のサビがハマっている。
その量は凄まじく、このでかい穴を塞ぐ勢いだ。一体なんでこれでエンジンがかかったのか全く謎であるが、ともかくサビがすさまじい。

大体こんなふうになってる場合、サビはタンク内部からやってくるんだがタンク内部は非常にきれいである。ともかくサビをかき出しメインノズルを引きずり出すべく格闘が始まる。

で、

メインノズルを押さえるスプリングの半分

この錆びまくったバネはメインノズルを押さえるためのものだが、よーく見ると上のほうが細くなり切れているのがわかるだろうか?

これ、通常はこの倍ぐらいの長さがあるんだけどどーもこいつが錆びて腐りフロートの中やノズルの穴に溜まっていたらしい。一体どれぐらいの年数を放置すればこうなるのか。ってかこんな状態でエンジン掛かるなよリンカートさん…

てことで予定変更で本格的なリビルト作業へと以降する。

リンカートをバラす!

バラバラのリンカートと内部部品達

とにかくこうやって見ると写真がダメダメだが、リンカートをバラすと大きいのから小さいのまでこんな部品が出てくるよ。

ここから各部品のチェックと洗浄をやってくよ。今回のM75Bさん、こんな汚れと見た目だが、肝心のボディの状態はかなり良好。

一番心配だったスロットル部分も

リンカートのスロットルブレード付近の内部

汚れてはいるものの、あまり摩耗もなくまだしっかり測っていないがかなり真円も出ていそう。

と、書いていたらお客さんが…

今回はここまで!

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