君はV-TWINを知っているだろうか?
V-TWINと言ってもハーレーのエンジン構造の方ではなく、アメリカのパーツ販売の大手であり、過去から現在まで他メーカーが販売していない旧車のパーツを沢山取り扱っており、正直ここがなければ古いハーレーの修理はままならない。
だがしかしこのV-TWIN、本国ではここで売っているものをV-TWIN JUNKなどと揶揄されるぐらい不良品や低品質なものも多く、そのため部品を注文する際にはそれ相応の目利きが必要となる。
なんせカタログ上でS&SのEキャブを売ると同時にその隣にどこかのパチもんEキャブを堂々と載せる節操のなさと朴訥さを併せ持つ。
その朴訥さは梱包に対しても抜かり無く、余りにも適当かつやる気の無い梱包と商品に過去何十年にも渡ってハーレー屋を苦しめ、またその腹筋を鍛えてきた。
こんな感じでV-TWINは非常に頼りになるが、また、非常に恐ろしい存在だ。
今回は久々にV-TWINの底力を垣間見れたのでそれをちょっとお見せしよう。
今回は完全にネタのみである。
クレイジーパープル
と、ある日ケンチョッパーにV-TWINから荷物が届く。特に急ぎでもねーのにこんな時だけは妙に早いV-TWIN。空気読め。
見た目は普通であるが、なんか頼んだものに対して縦に長いのが気になる。
開けてみると…
・・・お菓子かな?
もはやこの段階で不安である。普通こんな入れ物に入ってくる部品は無い。過去30年近くV-TWINの悪行に晒されてきた用務員も初観の梱包?である。また缶のデザインやサイズもやたら愛くるしいのが余計に不安にさせる。
期待と不安を胸に缶を開けてみると・・・
ゴロンとそのまま部品が入ってやがった!
オラオラオラ!V-TWIN!!!!こんな事したら部品も缶もぼこぼこになるだろーが!!!!
こいつは隣近所の優しいおばちゃんが「親戚が沢山お菓子送ってきてねーおすそ分けだよ」とか言ってもってあるいてくるんじゃねえ!
トラックにのり、飛行機に詰め込まれ、関税を通過してその後に日本国内を輸送されんだよ!こんな詰め方したら色々駄目だろ!わかるだろ!
案の定
激しい振動に晒され蓋はボコボコ
当然缶本体も
ぼこぼこに凹み、歪んじまってる。当然だ。こいつは長い旅路を今終えて満身創痍なのだ。
で、よーく見ると
ち●毛かな?
ご丁寧にクレイジーパープルに塗られているぜぇ!
開けた瞬間の用務員の喜びがお分かり頂けただろうか?コレがV-TWINである!
で、肝心の中身なんだけど固くごつい鋳物って事もあって無事だったんだけどね。
コレを見越して缶に入れてくれたのだろうかV-TWIN…
ちなみにコレはパンとかショベルで使っているリフターブロックなるもので、ここにプッシュロットが刺さるよ。今まではオイルラインがついている(ソリッド用のオイルラインなしは随分前から売っていた)純正ルックなものはなかったんだけど、カタログ見たら載っていたので取ってみた。
まだ試してないけど、リフターが入らない程度に穴は小さくコレならきっちりクリアランス取ってしっかり組めそう。
そこだけは良かった。最悪リフタがーが入る穴が無い程度の事は覚悟していたので。
いやいやいや、さすがそれはないでしょ!
と思った方もいるであろう。はっきり言おう。事V-TWINの商品に関してその認識は甘い。その程度のウルトラCならV-TWINなら鼻くそほじりながらやってくれるのである。
終わりに
今回はここまで。完全にネタ文章だけど、用務員が愛してやまないV-TWINの凄まじさをちょっとでも共感していただければ幸いである。
って事で終わり!