スポーツスターの1速カコン!問題を考えてみる--2--

前回はここからどーぞ

前回は用務員にはあるまじき真面目さでなぜ1速に入れてクラッチをつないだときにカコン!というか真剣に考えてみた。

勝手な解釈として、色々な原因が元になってシフタードックが半端に噛みそれがクラッチをつないでトルクがかかると更に噛み込みその時におとがでるんではないか?と考えそれを如何に簡単(お安くってことだな)にかつ確実に、そして連続性を持って修理できるかを考え一つの方法を試す事になった。

栄えある?実験台に選ばれたのは2000年頃のスポーツスター883。これはカコン!通り越して下手すりゃギヤが抜けるほどに悪化していた。

スポーツスターのシフタードラム

こいつも如何ともし難いが、Bakerのは高くてちょっと手が出ないので今回は見送りとする。

というよりどーも廃盤臭い。ちゃんと調べたわけじゃないが、少なくとも2021年のドラッグのカタログからは落ちている…どーすんのこれ。

ギヤのあれこれを見直してみる

ともかく何が悪いかを見極めていくためにミッションを組む→バラす→部品を交換してみる→バラす…を何度も繰り返す。

外された大量のスナップリング

これは各ギヤを抑えるスナップリングなんだけど、何度もやってりゃまぁこうなる。短命に終わらせてしまった各リングにここで改めて哀悼の意を表したい。合唱。

こんなことを繰り返して、納得まぁなんとかなりそうな気配だったんで取り得ず組んでいく。

ミッションをケースに収めた

本当はこの辺も気になるんだけど、まとめてやると原因が不鮮明になるんで、今回はグッと我慢して手をつけずそのまま組んでいく。

そして結果・・・

えー、なんとか成功と言える結果が出ました。

ギヤ抜けは全く起きなくなり、カコン!って音ももまず出ない。てかものすげー意識してわざと出るようなシフトの入れ方をするとでるが、問題になるようなレベルからは明らかに脱した。

本当は何をやったか詳らかにに明らかにしたいところだが、まだ試乗走行も100Kmにも満たず、しかも1台しかやっていないため、本稿では明言は避けておく。

この後また1台同様の症状が出ている子羊がいるため、そちらでもガッチリやらかした後に改めて有効な修理方法だと言えるように更に実験をさせて頂きたい所存である。

てことで、修理方法の方向性は定まったのでここから更に確実に直せる!と言えるようにケンチョッパーでは努力を続けていこう。

終わり!

 

おまけ

用務員の書く文章面白いじゃねーか!

とお褒めの言葉をくれる感性が斜め上の方がいたので、こっそり別サイトの宣伝を。

こっちのサイトで更に駄文を書きまくっているので、よければ見てください❤


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