はたして前回の続きといっていいのかどうか全く不明だが、同じバイクの修理を引き続き続けていこう。
いや、他のバイクはやってないの?
と思う方もいるだろう。つーか他のバイクもこの時期なんでやりまくっている。作業そのものは猛烈な虫食い状態であっちこっちとじわじわ進目ているんだけど、なんかネタ的に薄いってか、文章にしてもそれほど面白く無い(主に書く側がだが)ため、どーしてもこのショベルに白羽の矢が立つのであった。
ちなみにこいつに残された予定の作業は・・・
- フロントホイールのベアリング交換
- フロントフォークのO/H
だったが、予定どおりにおわるかどうか?乞うご期待!
第一の刺客、無情にも抜けるクラッチプッシュロット
と、そんなに予定通り行くわけもなくクラッチ組もうとしたら早速プッシュロットが抜けた…
この頃の年式(82年式)のクラッチプッシュロットは構造的にクラッチサイドからは抜けなくなっているが、その抜けどめのクリップが細くか弱く頼りない感じなので、ちょっとでも無理するとスルッとぬけちまう。
こうなるとキックカバーを外してここを元も戻してやらねばならぬ。
ってことで、
でたよ、ガスケット残り…
この赤いのはその昔一斉を風靡したガスケット面に赤いのりってかゴムっが乗っているガスケットがあって、そいつの赤い部分がしこっと残ったものだ。
張り付いている間はしっかりとオイルが漏れるのを防いでいたはずだが、こんな感じで残るともはやタダの異物と化し、オイル漏れの原因となってしまうので、必死に除去せねばならん。
で、いつもの通りあっというまに!
はい!きれいになったかな?
実はここまではぐのにそれなりの時間がかかったし、この後ももっと細かく(よく見るとまだ赤いのが残っているでしょ?)シコシコ作業したんだけど、ともかくきれいになったぜ~~~はぁ・・・大変だ
で、もともとついていたのが純正と同サイズスローアウトベアリングだったので、一応強化型に入れ替える。
こいつは手クラッチなんで、必要ないかなとも思ったんだけど、転ばぬ先の杖ってやつだ。
右の小さいのが元々入っていたもの。左のでかいのが今回使うやつ。
面積がでかくなる分だけ、丈夫だろうってことなんだが、手クラッチの場合はクラッチリレースフィンガーの位置さえしっかりしていればいらないっちゃいらないかもしれない。
このスローアウトベアリングが頻繁に壊れるって人は色々見直してみたほうがいいよ。
ちなみにここのクリップって
このサイズですぜ?いくらなんでも小さすぎでしょ。
これを組むとこんな風になる
写真悪いなー。
ともかくここの修理は完了。でいよいよフロントまわりに以降して行こう。
第二の刺客、無情にも引きづる、しかもリヤのブレーキ
チェーン交換とリヤキャリパーのパッド交換もあったため
フロントやっつける前にいっちょリヤのバナナでもつけとくかー
と、事を始めたが、パッド組んだらリアブレーキが引きずりやがる…
前期のバナナだとピストン自体が圧入なため、組み方によっては引きずるし、またそれが正常だったりもするんだけど、先にも書いたがこいつは82年式、年式でも見た目でもこのバナナキャリパーは明らかに後期型であり、パッド交換ぐらいでピストンが戻らなくなるなんて事は正常ならありえない。
パッドが不良品?ってかまぁなんか色々あって厚いなんて事も無いわけじゃないけど今回はそうじゃないらしい。
こんなときは大体であるが、ブレーキラインのつまりかマスターシリンダーのオイル戻り穴が詰まっているって事で更に追加で作業開始
とりあえずマスターばらして、ホース掃除してってやってたんだけど、ここまで来たらキャリパーもばらしちゃえ!
えい!
おら!
中身は以外ときれいだが、軽く段がある。ちょちょっとホーニングして今回は終了!
…と思ったら純正のブレーキラインがお亡くなりしてました。フィッテイング部分のネジ山が無情にも壊れている。しかも修正できないほどに。
こんな感じで3歩進んで2歩下がるみたいな作業が続くこのショベル、果たしていつ作業の終焉をむかえるのか?
そしてフロントまわりの修理は果たしてネタに使われるのか?
乞うご期待!
ってことで終わり!