珍しい82年の謎オイルライン

トップの写真は全く関係無い内容でーす。

ちなみにこのスーパーグライド、79のショベルをしこしこ直してこんな風にしました。やっと車検とれて試乗中の1枚です。

で、本題のオイルライン

82年のリフターブロック
82年のシリンダーから生えるオイルライン

と、こんな感じでリフターとシリンダーをつないでいるラインで、用務員の記憶が確かなら82年のみに採用されていたレアラインである。

これ、実際にどんなオイルの流れかって言うと、通常はヘッドに行くオイルラインからダバダバとバルブとかその辺を潤滑したオイルが多少なりともプッシュロットから伝って下に帰ってくる。

その帰ってきたオイルをなぜかシリンダー側に吸い出し、ケースに返すためのラインである…

んじゃ、他の年式はどうなってんだっていうとリフターに開けてある穴を伝ってそのままギヤカバー内に帰っていくんだけど、この82年頃のハーレーって結構アレヤコレヤと変更があった時期で、これも実験でつけてみたんだろう。

確かにリフター、特にフロントのエキゾーストのプッシュロットは構造上まーよくオイルが漏れる。それをなんとかしたかったのか、もしかしたらリフターからケースに戻るためのオイルラインを開ける工数を減らしたかった(斜めに開けるし止めもあるんで確かに手間がかかるはずだ)んだろう。

ともかく82年のショベルのみに見れらるレアラインである。

でも、ホースが増えるしそこからオイル漏れたりするんで、取りたいんだけど取るとプッシュロットからのオイルが落ちなくなるし、落とすように加工するのもかなり大変なんで、このまま行くよっと。

このバイクはプッシュロットからド派手にオイルが漏れていて、その他もまー色々でていたんでその修理となる。

カムカバーの研磨後

カムカバ-も当然ながら漏れているのでガスケット交換!程度が良くて助かるなー

で、

プッシュロットカバーの上の部分

(きれいにしてから写真取ればよかった…)

このプッシュロットカバーも取り付けたときの見た目は一緒なんだけど、ものすごく当てにならない用務員の記憶が確かなら確か3種類存在する。

一つ目はアーリーショベルから79年頃、約13年使われてきたコルクとか用のもの。

もう一つは80年頃から83年かなーまで使われてきた、クワッドシール用。

で、最後が84年からのOリングタイプとなる。

オイルシール交換してもオイル漏れ止まらねーぞ!

って人はこの部分とオイルシールがベストマッチしているかどうか確認してみよう。

そしてもう一つの問題部品

ショベルの油圧ユニットとリフター分解写真

油圧ユニットである

今回の車両は純正が入っていて、まだ健康状態に問題が無いためそのまま使えたが、これがだめとなるとさー大変である。

なぜか?それはここ最近の社外品に満足する品質のものがないんである。

ここも昔はお値段は高いものの、ちゃんと使えるものがしっかり売っていた。

でもね~最近は高くてもだめなのが多いんですわ。製造元も少なくなったしねー。

油圧ユニット?そんなもんいらん!時代はソリッドタペットだろ!

と思う猛者も居るであろう。でもね~、ノーマルならやっぱり油圧リフターのほうが静かでいいんですわ。

この辺もスポーツスターの1速カコン!と同様にケンチョッパーの課題にしたいと思う。

ってことで、今回はここまで!

だいぶ暑くなってきたんで、皆様くれぐれもオーバーヒートにご注意ください!

終わり!


お問い合わせ

コメント欄です。あんまり酷いことは書かないでください。