いろんなところが当時のままのFXE
今回は販売したFXEのご紹介。正直あまり作業らしい作業はしていない。なのでそれほど書くことがあるわけではない。
だがしかし、あまりにも純正度が高いのでちょっと写真多めでお届け。
このFXE1200、そろそろショベルが乗りたいなーってオーナーのためにアメリカから引っ張ってきた車輌だ。
ご存知の方も多いだろうが、最近はコロナの影響で海外からの流通が非常に悪い。港湾関係の人員や激増した流通にコンテナの量が追いついてなくて、荷物が届くのが遅いのだ。
この車輌もそんな煽りを喰らい、オーダーから実に半年以上もたってやっと新潟にやってきた。
現地アメリカからの紹介では極めてオリジナルコンディションで走りもいいぜ!となっていたが、正直アメリカ人のこの手の売り文句は酔っ払った用務員の記憶並に当てにならない。そんなんで届くまで非常に不安だった。
でも実際に車輌が届けば大当たり!珍しくキーをONですぐにエンジンがかかる奇跡のコンディションであった。
見よ!この艶やかなタンクを!ほんとに純正?と疑いたくなるが、どーも純正っぽい。
当然キャブもそのまんま。
一応交換予定なので、そこまでガッツリ面倒は見てないけど、低速から全開まで問題なく吹ける。
よくみりゃそこらに社外品を使っているが、御年46歳と考えれば当然だろう。
今まで見たことの無い謎の装置
ここまで純正の車輌はたしかに珍しい。でも用務員が強く惹かれたのはナンバーを入れるコレである。
鍵の着いているこの謎のナンバーホルダー、最初はなんだかわからな買ったがちょっと調べたら当時のオプションであった盗難防止装置らしい。
キーを回してONにすると、準備完了。ちょっとでも車体の傾き方が変わると中の液体金属が流動して音を出すって代物らしいんだが、さすがに46年も前の電子装置だし動かんだろーと思っていたが・・・
電池入れたら鳴った(笑)コレで盗難問題も解決だ!
と、こんな感じで何から何まで純正まみれの46歳FXE。流石にそのまま納車!ってほどベストコンディションでは無いため、色々な整備や消耗品の交換はしたものの、ある程度の試乗も終えてそろそろ納車となりそう。
梅雨だけど元気に日本を走ってほしいもんだ。
ってことで終わり!