3ブラシジェネレーターを修理してみた

すいません。またブログの放置期間が長かった。

ネタはある。写真も撮っている。が、時間が・・・相変わらず2歩す進んで3歩下がるみたいな状況でバタバタのケンチョッパーでございます。

終わっても終わってもまた修理とかの車両がはいってくるんよ・・・いや、それはそれでありがたい話なんだけど中々心にくる状態である。

そんな中でちょっと時間が空いたので久々にブログの更新でもしようかなっと

そもそも3ブラシジェネレーターとはなに?

ここで言う3ブラシジェネレーターとはハーレーの割と初期(ちょっとわからんけどナックルの最初から)採用されていた直流発電機のことである。

ちなみにビックツインは1970年から交流発電となるよ。

このジェネレーターは通称32Eと呼ばれるもので、その特徴は6Vでの発電って事と12Vと比較するとブラシと言われる部品が3つ(12vVは2つ)あることだ。
用務員は30年近いハーレーいじり生活でこのジェネレータをリビルトしたことがなかった。その昔は部品の供給がお粗末で、リビルトするなら中のフィールドコイルやアーマッチャなどからリビルトせねばならず、また12Vと比べると部品や電球などの電装部品もあまりなく、その上ライトが暗くて車検が通らないなどなどネガティブな要素が多くあり、頑張ってリビルトする理由が非常に薄かったからだ。

ただ、ここ最近は部品の供給って点では2ブラシとも遜色ないどころかかなり細かい部品も出ている。

その最大の特徴はジェネレーター本体で発電容量をきめることだ。

通常ってか12Vのジェネレーターはかなり派手に発電する。具体的な数値はちょっと覚えていないが、平気で20Vとか30Vとか発電する。

それをレギュレーター使って12Vに減圧してバッテリーへと供給する。

しかし、3ブラシ6Vジェネレーターはバッテリーへの供給電圧をジェネレーター本体で調整する。この調整機能を持つブラシが3つ目のブラシであり、このジェネレーターの呼び名になっている特徴となる。

んで、正しい電圧に調整された電気はカットアウトリレーを介してバッテリーへと送られる。

このカットアウトリレー、何をしているかって言うとバッテリー電圧が発電容量より下なら電気もらってそうじゃないならいらね!(超ざっくり)という動作をする感じだ。

中身を確認してみよう

まずは

ブラシの写真

まだバラしたてほやほやの汚れている状態の写真。

この真ん中のギザギザがついている部分に当たっているキャラメル?みたいなのがさっきから名前が出てきているブラシだ。

このブラシ、真ん中のギザギザ(アーマッチャ)部分から電気を拾ったりするのが仕事である。アーマッチャはエンジンの回転をもらい猛烈に回るので、この接触部分はどうしても減っていくので定期的に交換する必要があったりする。

で、

6VA

アーマッチャのブラシ接触部分。

ブラシ自体が柔らかいので、ここはそれほど摩耗はしないんだけど、やっぱりへっていくんだよね。んで、この溝が結構大事でここが汚れなんかで塞がるってか導通するってかまぁそんなふうになると問題になるんで、ここはきれいにしてみたり、場合によっては溝を切り直したりもするよ。

ちょっとまともな写真がなかったんだけど、バラバラにしてひとまとめにした写真。

これの左上?ってのかな。反り返った黒っぽい穴の空いた部品がフィールドコイルとなる。これが何をしているかっていうと12V2ブラシだとここに電気が流れることによって磁界を発生させて発電につながる。

6Vもおんなじだと思うんだけど、配線とかが全然違うんだよね…まぁ重要部品ってことで。今回は色々テストした結果、フィールドコイルもアーマッチャも異常がなく、溝の修正とちょっとブラシの交換、面取りあとは配線の修理で無事電圧調整も復活、しっかり発電するようになった。

もう一つの重要部品、カットアウトリレー

このカットアウトリレー、さっきも書いたように電気を流すかどうかを決める。

構造的にはざっくりだが、バッテリーがほしい電圧に発電が高まったときに電磁石が起動!鉄の板が引っ張れる!接点がくっ付く!通電!って仕組みになっている。わかり味が深いね!

問題はこの鉄の板が板バネみたいなので電圧下がったときに接点が離れるようになっているんだけど、この板バネが強すぎてもだめだし、弱すぎてもだめなところだ。

強いと接点くっつくかないし、弱いと一度くっつくと中々離れない。なんならエンジン切って発電していなくても接点がくっつきぱなしになったりとろくなことがない。

なんかおかしいと思ったらこの辺を調整してみてもいいと思うよ!

 

よーし!割りと長く書いた!この辺で終わり!


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